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 望遠鏡コレクション3 使い安さの選択


望遠鏡コレクションシリーズ1(6月22日)   機材の整理
望遠鏡コレクションシリーズ2(7月 4日)   BORG鏡筒
  


1 望遠鏡選びのの条件の一番は使い安さではないでしょうか   


私は、月を自宅の屋上で撮影することがあります。
経緯台は、常に屋上の搭屋に置いていますが、鏡筒は、居間から屋上まで運び上げます。
その点、軽いBORG鏡筒は大変持ち運びが便利です。
また、郊外へ星雲・星団の撮影に出かける私にとって、取り扱いの良さ、軽さが機材選択の大きな条件になっています。

口径が大きなBORG125SDでも、両手に抱えて苦なく階段を登ることができます。
まして、101EDや76EDは、片手で提げることさえできます。

また、撮影用にいろいろな補正レンズを取り付けますが、この鏡筒は、うまく設計されています。
他メーカーの鏡筒では、バックフォーカスが不足して苦労する場合があります。
BORG鏡筒は、ほとんどドロチューブの出し入れで対応可能です。
できない場合は、短鏡筒や追加のパーツが用意されています。

特に、対物レンズやヘリコイド、ドロチューブ、鏡筒など部品がばらばらにできるミニボーグ鏡筒は、 パーツを揃えることで自分なりのシステムを造り上げることができます。
この柔軟さが使いやすさの一つともいえます。

これが遊び心をくすぐります。
雨の日でも楽しめるのがBORG鏡筒です。

ミニボーグ60ED鏡筒用のいろいろなパーツは、使わなくなっても決して無駄にはなりません。
最上級の125SD鏡筒まで、あらゆる鏡筒に利用できるよう共通の規格で造られています。

ただ、これらのパーツに月々の小遣いの一部をさかなければなりません。
知らぬ間にパーツの山ができてしまいます。

望遠鏡コレクションならぬパーツのコレクターにもなってしまいました。



2 下弦の月を撮影してみました


最近、購入したBORG101ED鏡筒で撮影に臨みました。

いつものように、望遠鏡を抱え、カメラバックを提げて屋上に向かいます。
ポルタ経緯台を設置し鏡筒を取り付けます。
5分もあれば撮影開始となります。

昔は、口径8センチの焦点距離が1200mmもある金属鏡筒で撮影をしていました。
月が高く登った時は最悪でした。

鏡筒の下に潜り込んでカメラのピントを合わせていました。
月を導入するのも大変です。
腰が痛くなる姿勢を強いられました。

ところが、今は、大変快適です。
鏡筒は軽く、焦点距離も短くなっています。
ピント合わせや月の導入が楽です。

おまけにデジタルカメラは、ライブビューで月を拡大して焦点を合わすことができます。
液晶モニターまで都合のいい方向を向いてくれます。

天気に左右される天体撮影の中で、月の撮影は、雲の切れ間に気軽に撮影できます。
機材も以前と違い大変使いやすくなっています。
是非、撮影にチャレンジしていただきたいものです。

今日は、月齢20.5の月です。
昇って1時間ほどの月です。
おまけに空の透明度がよくありません。
元画像は、大変ねむいものですが、画像処理で少しメリハリをつけてみました。
下弦の月は、上弦の月とは違った趣が感じられます。


(撮影状況) 平成24年7月11日 午前0時17分 自宅屋上
BORG101ED ×1.4テレコンバーターDG F9
EOSKissX5 ISO800 露出1/100
ポルタ経緯台 固定撮影 フォトショップエレメンツ9で画像処理






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