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ちょっとした旬の話題や写真/


 夏を代表する星座「いて座」を撮りました


1 画像には、いろいろな星雲・星団を見ることができます   


撮影に出かけましたが、鏡筒とカメラを接続するTリングをうっかり忘れてしまいました。
結局、持ち合わせた望遠レンズでいて座を撮影することになりました。

いて座には、M8干潟星雲、M20三裂星雲、M17、M16といった赤い星雲が輝いています。

これらの星雲は、望遠鏡での眼視では、白く淡い光芒にしか見えません。
これをカメラで撮影すると赤い星雲が顔をあらわします。
特に、赤い星雲がよく写る改造デジタルカメラでは、びっくりするほど鮮やかな色合いの星雲を写しだすことができます。

残念ながら、この日はノーマルなデジタルカメラで撮影しました。
それでも本当に淡い色合いですが、これらの星雲の姿を見ることができます。

赤道儀の調整がうまくいかず、短時間の露出になりました。
掲載の写真は、画像処理で星雲を強調しています。


(撮影状況)
平成24年6月10日 22:43〜 綾川町
SIGMA 18−200 3.5−6.3DCレンズ 88mm 
KissX5 ISO1600 F5.6 露出90秒 ×2フレームコンポジット
SXD赤道儀ノータッチガイド  フォトショップエレメンツ・ステライメージで画像処理

(参考)
いて座の星雲・星団の配列図を掲載しました(星雲・星団教室より)



2 ガイド精度の悪い理由がわかりました


この日は、自動導入機能の付いたビクセンSXD赤道儀で撮影に臨みました。

200mmのレンズでは、星が大きく流れてしまいます。
レンズの焦点距離を短くし、短時間の露出で撮影する破目になってしまいました。

ビクセンのサポート窓口へ問い合わせをしてみました。
答えは、明らかでした。
自動導入機能の赤道儀でガイド撮影するときは注意が必要です。

極軸合わせを行った後、自動導入するためにアライメント(複数の明るい星で位置調整)を行うと、 赤道儀は、極軸に沿った動きでなく調整後の動きになるそうです。

このため、導入した星が中心より大きくずれており、アライメントで大幅な調整を行えば、当然、撮影時に星が 流れることとなります。

アライメントを行うときは、赤道儀のコントローラーを使わず、クランプを緩めて手動で行うのがこつのようです。。
こうすると、極軸に沿った動きが保たれることになります。

撮影時に、さらに赤道儀の極軸を正確に調整する方法があるようです。
新しいSXP赤道儀の説明書に記載しているので参考にしてくださいとのことでした。
説明書は、ビクセンのホームページからダウンロードできます。

どちらにしても、自動導入が赤道儀のガイド時の動きに影響しているようです。

ただ、これまでオートガイドがうまくいったことが多々あります。
うまくいくときと、いかない時の理由を少し整理してみたいと思います。






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