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金環日食レポート1 準備は万全でした


1 金環食が始めから終わりまで曇り空とは思っていませんでした  


金環食が始まるまでに、撮影の準備は完了しました。
BORG60ED鏡筒を東の空に向けました。
晴れるのを待つばかりです。

撮影用のD5フィルターは、1年前に購入しこれまで何度も太陽撮影を行いました。
また、太陽をスムースに導入するため専用ファインダーも揃えました。

この日に備え、カメラの設定もいろいろ勉強しました。
鏡筒の先端に撮影時以外に太陽光からカメラを守るための覆い(クロス)も私のアイデアで取り付けました。


ところが生憎の曇り空です。
こうした準備が無駄になるのかと思った時もありました。
しかし、待てば開路の日より・・とか言われます。
あきらめは禁物です。
部分日食ですが、BORG鏡筒の出番が訪れることとなります。


2 太陽が欠け始めて終わるまでに3度のチャンスがありました

高知のホテルの上空は、厚い雲に覆われています。
雲の流れが遅くなかなかシャッターチャンスがありません。

この日、日食の風景を撮影しようと望遠レンズ付きのカメラを持っていました。
これが大変活躍することになります。

撮影画像は、トリミング後の画像と元画像を掲載しています。

● 1回目の撮影チャンスは、金環食の直前に現れました。
長時間のウエイティングにへきへきしていること、雲越しに欠けた太陽が見えました。
D5フィルターの望遠鏡では撮影することができません。
今回、フィルター無しのカメラは絶対太陽に向けないと誓っていましたが、雲がフィルターの代わりになりました。
急きょ一般撮影用のカメラで太陽を撮りました。
85mmの望遠レンズで撮影しています。


● 2回目のチャンスは、金環食が終わり少し間をおいて訪れました。
この時も一般撮影用のカメラを使い手持ちで撮りました。
200mmの望遠レンズで撮影しています。


この時の撮影は、太陽の少し離れたところが非常に明るくフィルター無しで大丈夫かと躊躇しました。
太陽周辺は雲が厚く思い切って撮影しました。
目を悪くしないためにも、カメラを壊さないためにも最新の注意が必要です。
少しでも不安を感じた時は、撮影をしないのが一番だと思います。

● とうとう本来の日食撮影のチャンスが訪れました。
雲の切れ間から太陽が顔を出しました。
さっそくボーグ鏡筒を向けました。
曇り空ですが、太陽の欠け具合に合わせてシャッタースピードを変更しています。
こうした準備が報われることになりました。


(撮影状況) 平成24年5月21日 午前8時12分 高知県香南市 ホテル海辺の果樹園にて
BORG60ED ×2テレプラス F11.4 BORGD5フィルター
EOS KissX5 ISO200 1/500
ポルタ経緯台 固定撮影






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