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 「口径113cm望遠鏡の使命」 東亜天文学会に参加して(報告2)


1 阿南市科学センターの大型望遠鏡について(主任研究員堀さん)  

徳島県阿南市科学センターには、全国の公開天文台で10本の指に入る113cmの大型望遠鏡が設置されています。
ここでは、東亜天文学会員で四国天文協会の会員でもある堀 寿夫さんが主任研究員として活躍されています。

堀さんから、大型望遠鏡を有する公開天文台の運営・観測などへの取り組み状況について発表がありました。

こうした公的天文台は、そのときの市長さんそれぞれの考えで予算などに変動があるようです。
なかなか活動に理解が得られない時期があり予算が大幅に削減されたそうです。
そうした時期に、反骨精神や、地域に一定の成果を出さなくてはとの思いで「新天体発見」に熱意を燃やすようになったと お話がありました。


小惑星は、世界的な専門機関や天文台で本格的に探索されています。
ほとんど発見され、日本人の発見する件数は、最近大きく減少しています。
こうしたときに堀さんは考えたそうです。

どこにいるのかわからない小惑星ばかりやっていたのでは、効率が悪い。
望遠鏡の口径を生かして、回帰が予想されている暗い彗星の検知にチャレンジしよう。
合わせて目的の彗星以外に何か写っていないか日々確認を続け4つの小惑星を発見したそうです。

この発見が、テレビや新聞に報道され、施設の知名度のアップや予算獲得にも貢献することとなりました。
地域になくてはならない教育施設として認知されたそうです。


2 星を愛する人との出会い(2) 坪井正紀さん

いくつもの超新星の発見者として有名な方です。
今回、2011年8月と2012年4月に超新星を発見され学会から表彰されました。


何かもの静かな雰囲気の方ですが、超新星発見にかけた熱意をひしひしと感じることができます。

私のホームページと相互リンクをお願いしている北海道の西村さんの最新情報です。

広島市の坪井正紀さんがこじし座のNGC3344にSN 2012fhを発見されました。
発見日は日本時間10月19日5時32分12秒となりさすがに広島でも空は少し白じんできたころだそうです。

坪井さんとは、学会で初めてお会いしました。
そのとき、この方は、以前から西村さんのホームページで紹介されている「あの広島の方では!」と頭をよぎりました。
夜の懇親会でも同じテーブルでしたがご本人に確認するのも恥ずかしく、帰宅してあらためて間違いないと確信 したしだいです。


天空の館というホームページを開設されています。
ご自身のプロフィールや観測所の様子なども公開されています。

いろいろな会合に参加するものです。 思わぬ出会いがありました。






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