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秋の空に木星が輝いています


1 夜9時ごろには、東の空に見え始めます  


夜、家族で食事に出かけ9時ごろお店をでました。
遠くの家並みのすぐ上に、木星がひときわ明るく輝いています。

木星を楽しむには、いろいろな方法があります。
木星の4大衛星は双眼鏡で見ることができます。
木星の縞模様は、天体望遠鏡を使い高い倍率で見る必要があります。

もう一つは、写真に撮ることです。

とにかく小さなものを拡大して撮影しなければなりません。
惑星の撮影は難しく、経験と工夫が必要になります。

私は、惑星撮影の経験が少なく、基本的な方法でチャレンジしました。
自宅屋上で、天体望遠鏡に拡大撮影アダプターを取り付け、経緯台に載せ固定撮影しました。

9月末から10月も木星観望の好機だそうです。
いろいろ楽しんでみたいものです。


(撮影状況)
平成23年9月23日 午後10時40分〜 自宅屋上
BORG125SD 拡大撮影 9mmアイピース F36
EOS40D ISO1600 露出 1/80秒・1/60秒 20フレームコンポジット
ポルタ経緯台 固定撮影 フォトショップエレメンツで画像処理


2 木星撮影には、いくつの注意点がありました 

できれば、時間があるときに自宅で気軽に撮影したいものです。
屋上の塔屋に、いつも月撮影用にポルタ経緯台を置いています。
経緯台を使った固定撮影では、いくつかの点に注意しました。

● シャッタースピードの選択

天体望遠鏡とカメラの間に接眼レンズを入れて撮影する拡大撮影法では、合成焦点距離が相当大きくなります。
このため、望遠鏡の明るさを表すF値が大きくなります。
このF値の大きさでカメラのシャッタースピードを選ばなければなりません。
固定撮影では、遅いシャッタースピードでは画像がぶれてしまします。

今回撮影に使ったBORG125SDでは、F値が36となります。
このF値で木星を撮影するには、ISO感度を1600とすると1/60程度のシャッタースピードになります。
当日は、1/80、1/60、1/50と3種類の露出で合計50枚ほど撮影しました。

● ピント合わせ 

撮影では、なんと言ってもピント合わせが一番の課題です。
ピントが画像の良し悪しを決定します。
繊細な作業です。

月が出ているときは、カメラのライブビュー画面に月を入れ拡大してピントを合わすようにしています。
非常に簡単にピント合わせができます。

今回は、月の出が遅く、ピントマスクを使い一等星でピントを合わせました。
この方法も慣れれば、簡単でいい結果が出るようです。






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