深夜にもう冬の星団が M45すばる
1 もう、深夜に冬の星団「すばる」見ることができます
M45すばるは、条件がよければ市街地でも見ることができる星団です。
人々が寝静まった頃に、東の空にその姿を見ることができます。
肉眼でも、ぼーとした星の固まりを感じることができます。
双眼鏡でも、6〜7個の明るい星を中心に輝く星の集団を楽しめます。
天体望遠鏡では、高倍率にするとその視野からはみだしてしまいます。
このすばるの周辺には、青い散光星雲が取り巻いています。
明るい鏡筒で、3〜4分ほど露出すると、ほんのりと青いガスの広がりを捉えることができます。
(撮影状況)
平成23年9月7日 午前1時09分〜 綾川町
BORG60ED ×0.73自作レデューサー F4.2
KISSX4(改造) ISO800 露出180秒・240秒・300秒 3フレームコンポジット
GP2赤道儀 ノータッチガイド フォトショップエレメンツで画像処理
2 9月初旬に夏、秋、冬の星座を見ることができました
9月6日の午後10時ごろ、夏の名残の星雲撮影に出かけました。
もう、秋のアンドロメダ星雲が高度を上げています。
北アメリカ星雲、そして、アンドロメダ星雲と撮影を続けました。
午前0時を回り、日付が7日に替わった頃、
東の空に、冬の星団すばるの姿を見ることができます。
これから冬の星雲星団がいろいろ顔を出しそうです。
明日は仕事があります。
睡眠をとらずに出勤するのは少し抵抗がありました。
しかし、素晴らしいシーイングの日に出会うことはそう多くありません。
この際、暫らくこの場で冬の星団にもカメラを向けることとしました。
この日は、夏、秋、冬のいろいろな星雲・星団に出会うこととなりました。
結局、オリオン座の撮影が終わったのは、午前3時30分を過ぎていました。
一晩で、四季折々の代表的な天体の写真を撮り終えました。
秋の夜空は、一般的に殺風景だといわれます。
しかし、少し時間をかけると贅沢なひと時を味合わせてくれます。