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夏の星雲・星団をスターウオッチング(球状星団)


1 球状星団をウオッチング  


南の方から段々梅雨明けの声が聞こえています。
仕事が忙しいことや、月の入りが深夜になることから、なかなか郊外にカメラを持って出かけることが できませんが、最近、朝に綺麗な青空を見る機会が多くなりました。

これから、夏の球状星団を撮影したりウオッチングする絶好の季節を迎えます。
天体望遠鏡を、是非、南の空に向けてみてはいかがでしょうか。

初めて球状星団をウオッチングする方は、まずM4にトライしましょう。
M4は、さそり座のアンタレスを視野に入れるとその姿を見ることができます。

さそり座のアンタレスは、赤く輝く1等星です。
その姿は、結構すぐ見つけることができます。

M4は、アンタレスの西1.5°位置しており見つけるのは簡単です。
まず、天体望遠鏡の倍率を20倍程度にしてアンタレス付近の白いぼんやりした光芒を探してください。

それを視野の中心に移動させ、倍率を上げていきます。
50倍ぐらいでこの星団を見ると星が分解しはじめ、球状星団らしさがはっきりとしてきます。



2 色とりどりに球状星団が輝きます

夏の球状星団の代表は、全天で最も美しいといわれるM13です。
ただ、空高く昇るヘルクレス座の星を目当てに探すことになります。
慣れるまでは見つけるのは難しいかもしれません。

M13に勝るとも劣らないのが、いて座のM22です。
いて座のλ星の北東3°のところにあります。

南斗6星をたどり、ひしゃくの先から5番目の星を視野に入れると見つけることができます。
見つけやすい球状星団の一つです。
倍率を上げると迫力ある星団の姿をウオッチングすることができます。

夏の空には、このほか大小様々な球状星団が夜空に散らばっています。
星雲・星団ウオッチングに関した本を参考にして、こうした星団の特徴や位置などを事前に勉強してみるのも楽しいことです。

しっかりとしたつくりであれば、比較的安価な天体望遠鏡でも、経緯台を使ってウオッチングを十分楽しめます。
球状星団の姿を自分自身の目で捉えることができます。






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