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天の川を撮影しましょう(固定撮影)


1 皆さんは天の川を見たことがありますか  


私の住んでいる高松市では、高松空港付近から北にかけて綺麗な天の川を見ることができます。
高松空港に隣接する子供の国の駐車場で綺麗な天の川を見たときは「え!こんなとこで」と驚いたものです。

梅雨が明けると、天気のいい日は思わぬところで驚くような星空を見ることができます。
是非一度綺麗な天の川をご覧ください。

天体写真は、難しいと思っている方が多いのではないでしょうか。
いろいろな機材を揃えて、特別のテクニックが必要と思われている人はいませんか。

山々から空高く連なる天の川は、デジタル一眼レフカメラと三脚さえあれば、思ったより簡単に撮影することができます。



2 天の川は購入時にセットされているズームレンズで撮影できます

一般的に、デジタル一眼レフカメラには、広角から標準域をカバーできるズームレンズがセットされています。
キャノンのKissデジタルカメラ用には、18mmから55mmまでカバーできるEF−Sレンズが用意されています。

大きく広がる天の川を撮影するには、広角レンズが必要です。
このレンズの20〜30mm付近(広角側)で天の川の撮影が可能です。

気を付けなければいけないことは、長く露出すると、星は日周運動で弧を描いてしまいます。
そのために、綺麗な天の川を写すためには、カメラの感度(ISO)を上げて、短い露出時間で撮影する必要が あります。

掲載画像は、昨年、小豆島のホテルから、広角レンズを使って撮影したものです。
ISO1600、露出20秒で撮影しました。

一般的には、カメラの高感度をISO1600にし、露出20秒から30秒で撮影するといいと思います。
レンズの絞り(F値)は、開放かひと絞り絞った明るい状況で撮影します。

カメラのピント合わせは、ライブビュー画面を使用します。
ずーと遠くの広告塔の明かりなどをライブビュー画面で拡大してピントを合わせます。
三脚を安定したところに置き、天の川が入るようカメラの画角を縦に長くセットします。
画面の下に木々や山などの風景を少し入れて撮影します。


(撮影状況)

平成22年8月8日 午後9時22分 小豆島町 固定撮影
SIGMA 10−20 F3.5 EXDCレンズ(F4)10mm 
キスデジタルN ISO1600 露出20秒
フォトショップエレメンツで画像処理


3 撮影にはリモートスイッチ(レリーズ)が必要です

シャッターを一定時間開放するには、リモートスイッチが必要です。
カメラの撮影モードをB(バルブ)に設定します。

最近は、シャッターを切ったときのカメラのブレは以前より少なくなってきましたが、できれば、 リモートスイッチを押す前後にレンズの前に黒い厚紙を置いてシャッターブレを軽減するのがベターです。





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