りょうけん座のひまわり銀河
1 この銀河は、宇宙に咲いたひまわりの花のように見えます
専門誌に掲載されている、高度なテクニックで撮られた画像では、明るい核の周りをたくさんの細かい腕の渦巻きが取り囲
いていることが分かります。
まるでひまわりの花のように見えることからこう名付けられています。
M51子持ち銀河の近くに位置し、12×8′と同程度の視直径を有しています。
私は、眼視でその姿をはっきりと見たことはありませんが、数ある春の銀河の中では、輪郭がはっきりしており、
比較的見やすい銀河といわれています。
この日は、結構いいシーイングでした。
ピントも一生懸命あわせました。
結果、星雲の雰囲気は撮影できたようです。
(撮影状況)
平成23年4月30日午前0時54分〜 場所 綾川町
BORG125SD ×0.78マルチレデューサー F4.6
EOS40D ISO1600 300秒×3コンポジット LPS−P2フィルター
SXD赤道儀 スマートガイダーによるオートガイド
フォトショップエレメンツによる画像処理
2 ひまわり銀河の撮影に始めてトライしました
今まで。焦点距離が500mm程度の鏡筒しか持っておらず、比較的視直径の大きく有名な系外銀河しか撮ったこと
がありませんでした。
デジタルカメラで本格的に撮影を始めて年数も浅いですが、やはり専門誌などでみる綺麗な画像に憧れてしまいます。
これだけは、お気軽撮影というわけにもいかず、少しでもその雰囲気に近づきたいと機材を充実してきました。
その機材を十分扱えるようになるまで少し時間を要しましたが、だんだんいい結果が出るようになりました。
鏡筒の焦点距離を長くしてから、ようやくオートガイドでミスが出る割合が低くなってきました。
以前は、ファインダーで目標の天体を探していました。
なかなか位置の特定が難しく一苦労でした。
今は、赤道儀の自動導入機能のお蔭で、暗い天体をほぼ100パーセント鏡筒の中心付近に導入できます。
そうした状況で、いくつかの銀河の撮影にトライしています。
まだまだ、満足のいく写真ではありませんが、夢だけは膨らませています。