かみのけ座銀河 NGC4565
1 NGC4565は銀河を真横から見た姿をしています
この銀河は、まばらな散開星団Mel111のほんの少し東に位置しています。
M101回転花火銀河が真上から見た銀河の代表としたら、NGC4565は、真横から見た銀河の代表です。
これまで撮影の機会がなく、初めて挑戦することとなりました。
視直径が16×3′と横長ですが、カメラ写りは案外いいように感じます。
この銀河は、かみのけ座・おとめ座銀河群からは、北にはずれています。
解説書には、小さく淡い銀河が並ぶ中で、少し口径の大きな望遠鏡を使えば中央が膨らんだ姿を見ることができる
と紹介されています。
撮影画像では、まるで教科書にあるような、系外銀河の姿を見ることができます。
(撮影状況)
平成23年5月9日 午前1時21分〜 撮影場所 綾川町
BORG125SD ×1.0フラットナー F6 LPS−P2フィルター
KissDN(改造) ISO1600 露出180秒 3フレームコンポジット
SXD赤道儀 スマートガイダーによるオートガイド フォトショップエレメンツで画像処理
2 空には、もう夏の星座が輝いています
今年、初めて天の川銀河を見ることができました。
いろいろ撮影しているうちに、午前3時を回っていました。
南の空には、さそり座、いて座、そして天の川が輝いています。
撮影を終え機材をしまう時間かと思いましたが、あまりに綺麗でにぎやかな南の空です。
カメラに望遠レンズを取り付け広角でさそり座やいて座を撮影しました。
南中を過ぎているさそり座です。
さそり座を中心にお隣のいて座方向に天の川が少し見えています。
もう、夏が近いことをひしひしと感じます。
これからは、いろいろ有名な星雲や星団が小口径の望遠鏡や望遠レンズで撮影できる季節となります。
楽しみな季節を迎えます。
(撮影状況)
平成23年5月9日 午前3時19分 撮影場所 綾川町
シグマ18−200mmF3.5−6.3DCレンズ F5.0 (18mm)
KissDN(改造) ISO800 露出80秒 ソフトフィルター
SXD赤道儀 ノータッチガイド フォトショップエレメンツで画像処理