おおぐま座の回転花火銀河
1 渦巻き銀河を真上から見た姿で大変有名な銀河です
書籍では、写真にはよく写るが望遠鏡で見ると淡いのでがっかりすると紹介されています。
条件のいい場所でしか見られない銀河と言われています。
しかし、写真写りもあまりよくなく、露出時間をかけるなど工夫をしないとその姿がはっきりと現れてくれません。
昨年、視直径が27×26′と大きいので期待して撮影に出かけましたが、残念な結果でした。
ISO400、F5.6、露出も3分程度でした。
少し、設定が弱すぎたようです。
今回は、ISO1600、F4.5、露出5分で撮影してみました。
私の撮影している場所では、北の方向に市街地が広がり空の低いところは大気がぼーと白くなっています。
F値を明るくし、ISO1600と高感度で撮影したため、元画像は5分の露出で周辺減光が現れています。
すっかり、ダーク補正用の画像を取るのを忘れてしまいダーク補正なしで画像処理しました。
2011年4月30日 1時39分
撮影場所 綾川町
BORG125SD ×0.75マルチレデューサー F4.5
EOS40D ISO1600 露出300秒 LPS−P2フィルター
SXD赤道儀 スマートガイダーによるオートガイド
フォトショップエレメンツで画像処理
2 今日は、雲が出たり晴れたり大変でした
夕食を終えてから出かけ、撮影場所には午後9時ごろに着きました。
機材をセットし終わり、いざ撮影というときに空は雲が広がってしまいました。
晴れるまでゆっくり待つこととしました。
自動導入のアライメントを念入りに済ませているため、赤道儀のスイッチを切るわけにいきません。
まず、M81、M82を撮影しましたが、すぐ雲が広がってしまいました。
晴れるまで、またウエイティングです。
撮影に出かけられる日はそう多くはありません。
せっかくの機会です大切にすることとしました。
いくつか系外銀河を撮影しました。
カメラの電池も残り少なくなり、今日の幕を閉じることとなりました。
フォトショップエレメンツでトリミングしました。
合わせてノイズフイルターでノイズの処理をしました。