西に沈むオリオン座です
1 オリオン座の見納めの季節となりました
長い期間楽しませてくれたオリオン座ですが、夕暮れとともに姿を消す季節が近づきました。
オリオン座には、M42、馬頭星雲、M78など代表的な星雲が輝いています。
特にM42は、BORG60ED、BORG76ED、BORG125SDと望遠鏡の口径を大きくしてチャレンジして
きました。
小さな口径でも赤く鮮明な星雲を撮影することができます。
今年は、BORG125SDで撮りました。
星雲を構成するガスの濃淡があまりにはっきりしており、画像を見て興奮したものです。
また、久しぶりにM78を撮ってみました。
銀塩(フイルム)カメラで撮ったときには、長時間露出でもその姿をなかなか綺麗に捉えることはできませんでした。
それがデジタルカメラでは、いとも簡単に星雲を捉えてくれました。
いろいろ楽しませてくれたオリオン座ですが、
目の前で、西の空に大きく傾こうとしています。
思わずカメラを向けました。
2011年4月20日 20時33分
撮影場所 綾川町
18−200mmF3.5−6.3DC(33mm) F5.6
EOS40D ISO1600 露出20秒 デュフュージョンフイルター
固定撮影 フォトショップエレメンツで画像処理
2 今日は、系外銀河を撮影するつもりでした
だんだん月の出が遅くなってきました。
月が出る前に春の系外銀河を撮影しようと車を走らせました。
ガイド撮影の機材をセットし終わる頃ふと西の空にオリオン座が沈みかけているのに気がつきました。
これからだんだん早く沈むようになり、オリオン座を見る機会が少なくなります。
今日は、撮影の最後のチャンスかもしれない。
ふとそんな気がしました。
いつもの大型カメラ雲台は自宅に置いてきました。
しかたなく、道具箱にいつも入れてある小型の雲台を使うこととしました。
急きょBORG125SDの鏡筒バンドにこの雲台を取り付け固定撮影をすることにしました。
赤道儀で固定撮影をするのは初めてです。
見納めのオリオン座の撮影で、今日の幕を閉じることとなりました。