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ノーマルなデジタルカメラで撮ろう赤い星雲


1 ノーマルなデジタルカメラで綺麗なM42オリオン大星雲が撮影できます  

人間の目と同じような色調を保つために、一般ののデジタルカメラには、赤外カットフィルターが取り付けられています。
このため、赤い散光星雲が放つHα輝線が写りにくくなっています。

改造デジタルカメラは、この赤外カットフィルターを除去して赤い星雲が写りやすくしています。
ただ、改造に特殊な技術が必要なためかなり高額なものとなります。

私自身、今まで赤い星雲は、こうした改造デジタルカメラの出番と思い込んでいました。

先日、佐治天文台へ遠征したときは、通常のデジタルカメラを持参しました。
M42を撮影しようということになりました。
このカメラでどれくらいの色合いに写るかいい機会です。

撮影機材は、ペンタックス鏡筒で口径125mm焦点距離800mm(F6.4)です。
使用機材も申し分ありませんが、カメラの感度はISO1600、露出3分ほどできれいな赤い星雲が現れました。

(撮影状況)
平成23年11月26日 23:48
EOSKissX5
さじアストロパーク・コテージ(サブ天文台)大型赤道儀で自動導入・追尾
フォトショップエレメンツで画像処理

2 これから、M42オリオン星雲の撮影好機となります

夜中に顔を現していたオリオン座ですが、午後9時過ぎには南東の空に高く上がってくるようになりました。
ノーマルなデジタルカメラで赤い星雲にチャレンジするいい機会です。
天体望遠鏡と赤道儀、デジタルカメラをお持ちの方はM42オリオン星雲を狙うチャンス到来です。

少しカメラの感度を高くして3分ほどの露出でオリオン星雲独特の色合いが写しだされます。

300mm程度の望遠レンズや望遠鏡の撮影では、赤道儀の極軸をしっかり合わせておけば、赤道儀任せのノータッチガイドが 可能です。

寒い時期ですが、防寒対策を十分してきれいな冬の星雲に是非カメラを向けていただきたいものです。







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