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 新分野へチャレンジ その4 ガイド鏡1

オートガイド撮影の準備を進めています。
ガイド鏡の準備 試行錯誤でした。

● スマートガイダー用のガイド鏡は  

天文ガイド5月号にスマートガイダーが特集されています。
焦点距離500mm程度の撮影機材なら十分なガイド精度があると書かれています。

BORG125SDは、焦点距離が750mmあります。
また、手持ちのガイド鏡は、口径60mm、焦点距離300mmです。
BORG125SDとこのガイド鏡で、きれいな写真が撮れるのか、スマートガイダー販売店に問い合わせてみました。

いろいろ調べていただきました。
750mmの焦点距離の鏡筒をガイドするには、70%〜100%の焦点距離を持つガイド鏡でガイドすれば安心できる そうです。
そのためには、今のガイド鏡にバローレンズを使用し、焦点距離を伸ばせば精度の高いガイドが可能と回答をいただきま した。

運よくバローレンズは、2つほど持っていました。
早速、システム作りに取りかかりました。

● ガイド星を導入するためフリップミラーを使うこととしました

スマートガイダーは、まず、同焦点アイピースを使ってガイド星を導入します。
このアイピースは、9mmのものが付属されています。倍率が大きなものです。
さらに、バローレンズで焦点距離を伸ばすこととなります。

これまでの撮影は、眼視で補助ガイドをしてきました。
これまでの経験では、9mmのアイピースで星を導入するのはかなり骨がおれます。
始めに、低倍率のアイピースで星を導入し、再度、同焦点アイピースでピント合わせを行う手順が必要になります。

この9mmのアイピースは、かなり視野が狭いと感じました。
また、星導入の手順をできるだけ簡単にしたいと考えました。

手持ちのフリップミラーを使いたいと思いました。
これなら、25mm程度のアイピースと同焦点アイピースが同時に使用できます。

ところが、ガイド鏡のバックホーカスが短く、フリップミラーの光路長をカバーできません。
どうしても、合焦することができません。

● 困ったときのBORG頼みになりました

BORG鏡筒のいいところは、システムをばらばらにして好みのシステムに仕立て上げることができることです。
BORG50では、焦点距離が短く、結局、撮影に愛用中のBORG60EDをガイド鏡へ転用する決意をすることと になりました。

パーツを入れ替えるだけで簡単にフリップミラーを同架することができました。
さすが、BORGと喜びましたが、時間が経つにつれて、だんだんBORG60EDへの思いがこみ上げてきます。

BORG60EDをガイド鏡にするのは、もったいないと思う気持ちと、銀塩で撮影を始めていろいろな撮影に使った思い、 いろいろな星雲や星団を撮影するには、口径や焦点距離、F値など棄てがたいと思う気持ちがこみ上げてきます。

とうとう、せっかく作ったシステムですが、心変わりして別の方法を模索することとなりました。 続きます。


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