オートガイド撮影でいい結果を出すには、いくつかの注意点が
あります。
1 極軸合わせを慎重に
オートガイド撮影はもとより、手動の補助ガイド撮影でも極軸合わせを慎重に行わなければなりません。
先日、撮影を開始しオートガイダーのコントローラーの画面をみると「ガイドズレ」のグラフが大きく上下して
いるのに気が付きました。
これは、おかしいと直観し撮影結果を確認してみました。
星が流れていました。
すぐ、極軸をチェックしました。
日付や時刻などのメモリを再チェックし北極星が所定の位置にあるか確認しました。
慎重に合わしたつもりでしたがずれています。
北極星を定められた位置にセットし直しました。
2 調整後の結果は良好でした
極軸など調整し直し、再度撮影に挑戦しました。
撮影後、恐る恐るカメラの画面で確認しました。
星が綺麗な点になっています。
新しい赤道儀とスマートガイダーを使った経験では、撮影でいい結果を出すには、
慎重な極軸合わせとガイド星としてできるだけ明るい星を導入することが必要だと感じています。
以前、2年ほど手動の補助ガイド撮影を経験しました。
手動のガイドでは、極軸の調整が悪く星が大きく動いても、手動で臨機応変にズレを修正することができました。
しかし、オートガイダーでは、限界を超えるエラーをこまめに調整することは難しいようです。
眼視と手動の補助ガイドでは、かなり暗い星でもガイド星として使用できました。
しかし、オートガイダーでは、説明書に記載されている等級より暗い星はガイド星として認識してくれません。
実際の撮影では、暗い星ばかりでなかなかガイド星が見つからないことがあります。
6等級程度までは、ガイド星として使えると書かれていますが、ありそうでないのがガイド候補星です。