天体望遠鏡博物館(準備室)を訪れました
1 香川県支部の会員が天体望遠鏡博物館(準備室)を訪れました
四国天文協会香川県支部23年10月例会が、博物館の開館を目指し活動を続けている博物館準備室で開かれました。
(社)天体望遠鏡博物館の皆さんから活動状況の説明を受けたり、たくさんの収集した望遠鏡を見ることができました。
天体望遠鏡博物館は、公共天文台などが廃止、リニュアルのため廃棄する古い天体望遠鏡を引き取り、天体望遠鏡を
文化遺産として残していこうと活動を続けています。
関係者のお話では、ただ残すだけでなく将来は望遠鏡に再び息吹を与え、天文に興味を持つ方などに自由に動かして
星を見てもらおうと考えているそうです。
こうした大型天体望遠鏡は、引き取るにしても取り扱いが大変難しく、また、大変な労力が必要なため有志の皆さんで力を
合わせて引き取り作業をされています。
ほんとうにお疲れ様です。
博物館会準備室の一室で天文協会の例会は開かれ、天文協会会員と準備室関係者が熱く意見交換を行いました。
その部屋には、所狭しとアマチュア天文家らが使用した年代物の屈折望遠鏡、反射望遠鏡が並べられていました。
別室に保管してある公共天文台の超大型天体望遠鏡とあわせると60台ほどの望遠鏡を収集しているそうです。
2 天文に興味を持つ人の裾野を広げる活動を目指しています
意見交換の中では、小さい頃から是非天文に関心を持ってもらえるような環境づくりが必要ではないかと意見が一
致しました。
準備室の関係者からは、是非、学校のカリキュラムに天体観測を入れて欲しい。
校庭で2人に1台の望遠鏡を使って観測を行い、興味のある人は、自分の家に望遠鏡を持ち帰って星を見ることができる
ような環境にしてみたいなどいろいろな意見が出されました。
また、今収集している大型望遠鏡もアマチュア天文家に自由に使って楽しんでもらいたい。
そのためにも、近い将来天体望遠鏡博物館を整備したいと熱い思いが語られました。
天文に興味を持つ方の裾野を広げようとする準備室の皆さんの熱い気持ちをひしひしと感じることができました。
是非今後とも頑張っていただきたいと思います。
今回、準備室にお邪魔して、何十年も前に見た夢の世界が現実のものとなりました。
天文ガイドの広告欄で見た憧れの機材がずらりと並んでいます。
ミザールの本格派向け大型天体望遠鏡
当時は憧れました、ニコン屈折望遠鏡(赤道儀)
☆★ これまでに掲載した天文博物館プロジェクトの話題
平成25年2月13日 天文博物館プロジェクトの記者発表がありました
平成24年10月9日 貴重な望遠鏡を保存するプロジェクトが進んでいます
25.2.17追加
★☆ 天体望遠鏡博物館のホームページが新しくなりました
四国八十八ケ所結願寺大窪寺の近く多和の郷に望遠鏡の聖地を目指し天体望遠鏡博物館のプロジェクトが進んでいます。
比較的交通アクセスにも恵まれ、空の透明度が高い山深いこの里で、歴史的に貴重な望遠鏡に再び息吹を与えようと星を愛する人々
が夢とロマン求めて活動しています。
25.2.12追加
天体望遠鏡博物館ホームページ