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撮影にかかわるお話です/
 第72回 夏の星雲星団の撮影にトライ 望遠レンズ編1   


夏は、望遠レンズを使って、様々な星雲星団の撮影に チャレンジできます。
楽しみな季節です。
気軽な天体撮影についてシリーズでご紹介します。


1 望遠レンズで天の川付近を撮影  

私は、天体撮影用にいくつかの望遠レンズをもっています。
星座や天の川といった広く広がった天体の撮影には、広角レンズ(SIGMA10−20F3.5EXDC)を 使用しています。
また、M8、M20またM16やM17といった星雲の撮影には、焦点距離の長いレンズ(キャノンEF70−200(F4)L)を 使用しています。

こうしたレンズは、かなり高額なものです。

今年になって、簡単に鏡筒に同架して季節の星座が撮りたいと、広角から200mmまでカバーできる SIGMA18−200F3.5−6.3DCレンズを購入しました。

5月初旬、深夜に天の川が綺麗に昇ってくるのを見て、急きょこのレンズで撮影しました。
比較的安価なレンズですが、結構綺麗に、天の川の広がりを捉えてくれます。


(撮影状況)
平成23年5月9日 午前3時15分 撮影場所 綾川町
シグマ18−200mmF3.5−6.3DCレンズ F5.0 (18mm)
KissDN(改造) ISO800 露出90秒 ソフトフィルター
SXD赤道儀 ノータッチガイド フォトショップエレメンツで画像処理

2 天の川は、カメラにセットされている望遠レンズで撮影可能です

例えば、Kissデジタルカメラには、EF−S18−55mm3.5−5.6レンズが標準装備されています。
レンズを広角側にセットして天の川の撮影をすることができます。

特殊低分散ガラスなどを使用していない一般のレンズは、長時間露出で諸収差がでると聞きます。

しかし、最近のレンズは、収差を強く感じたこともありませんし、短時間露出で写すことができる天の川 の撮影には、十分な機能を持っているように思います。
まずは、手持ちのカメラやレンズで是非撮影にトライしてください。

次回は、具体的な撮影方法について紹介します。




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