慣れとは恐ろしいものです。
今では、かなり高い精度でセッティングすることが可能となりました。
しかし、それまでにいろいろなことがありました。
次のことに気をつけています。
1 三脚に赤道儀本体を載せ、北極星の方向に向けます。
まず、北極星の方向に向け、目線で赤道儀をセットします。
慣れとは恐ろしいものです。
なんと今では、極軸望遠鏡を覗くと北極星が視野の中に必ずと言っていいほど入っています。
その後、視野の中心くるように、三脚を微調整します。
2 赤道儀が水平になるよう三脚を調整します。
GP2赤道儀のセッティングで一番大切なことは、水平にセットすることです。
追尾の精度が向上されます。
GP2赤道儀には、水準器が付いており、円の中心に泡がくるように三脚の長さを調整します。
三つの脚をそれぞれ調整しますが、今では微調整で済むようになりました。
3 鏡筒のバランスをとります
これは、大切なポイントです。
目的の星は、赤緯・赤経のクランプをゆるめ鏡筒の動きをフリーにして、ファインダーで導入しています。
その際、手を離しても鏡筒が好きな位置で止まるようセットする必要があります。
そのためには、鏡筒自信の前後のバランスがとれていること。
鏡筒とバランスウエイトの均衡が取れていなければなりません。
どちらかに偏ったウエイト配分では、モーターに負担がかかってしまいます。
4 極軸望遠鏡の調整
お決まりの調整です。
指標線、月日目盛、時刻目盛を合わせます。
次に極軸望遠鏡を覗き、方位や高度の調整ネジで北極星を所定の位置に導入します。
月日目盛と時刻目盛を合わせるのに時計を忘れたことがあります。
困りました。ふと携帯電話を持っていることに気が付きました。
いざ、ガイド撮影になりました。
時計を忘れたためストップウオッチ機能が使えず、心の中で数を数えました。
3分なら、1から180まで1秒間隔で数えます。
ほとんど誤差はありませんでした。慣れは恐ろしいものです。
5 電池の残量には注意が必要です
電池の残量が0では赤道儀は動きません。
ただの箱になってしまいます。
撮影に出かける前はかならず電池チェッカーでチェックしています。
撮影中に電池を買いに行くことはまずできません。
その他、最初の頃、ガイド用のコントローラーのスイッチがどれを押せばどう動くのか理解できず、
その都度、動きを確認してから撮影を始めていました。
いろいろなエピソードがあります。
枚挙にいとまがありません。