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撮影にかかわるお話です/
第54回 お気軽撮影 干潟星雲・三裂星雲

お気軽撮影でM8干潟星雲とM20三裂星雲を撮りました。
200mm望遠レンズによるノータッチガイド撮影です。

● 天の川の星景写真を撮りに出かけました

さそり座やいて座の全景、その周辺の天の川を撮ろうと出かけました。

カメラの視野に目的の天体を導入するためのガイド鏡としてBORG50を使用しています。
いて座付近を見ているときに、M8やM20の白く淡く輝く光芒が飛び込んできました。
気持ちが高まり、天の川撮影の後、持ち合わせた200mm望遠レンズを向けることとなりました。


(撮影状況)
平成22年6月6日 0時04分 撮影綾川町
EF70−200(F4)Lレンズ
キャノンキスデジタルN(改造)F5 ISO800 露出180秒
GP2赤道儀ノータッチガイド フォトショップエレメンツで画像処理


● お気軽撮影にはいい条件が整いました

1  夜が更けるにつれ空の透明度が上がりました

朝から天気ですが、薄っすら白いベールをかぶったような空の青さでした。
夜が更けるにつれてシーイングが良くなり、天の川も見えます。
光害カットフィルターを使用せずISO感度を800に上げ3分ほど露出しました。

いい結果が出たようです。
三裂星雲の青い発色もいいようです。

2  赤道儀のセッティングを慎重にしました。


赤道儀の水平水準器の泡が丸い円の中心にくるように三脚の長さを何度もチェックしました。
極軸合わせやカメラレンズとウエイトのバランス合わせを慎重に行いました。

3  ピント合わせも良かったようです。

普段は、明るい星でマルチモノキュラーを使ってピント合わせをします。
この日は、遠くに見える高松空港の管制塔周辺の照明灯の灯りを使ってピントを合わせました。

遠くの街灯などであわせると合掌したときは、はっきりとランプが確認できます。
今回は、このあわせ方がいい結果を得ました。
三裂星雲の裂け目を強拡大してもはっきりとしています

撮影フルサイズ画像



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