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撮影にかかわるお話です/
第4回 銀塩写真に興味のある方へ

● 銀塩写真にトライするときは

デジタルカメラの時代がきていますが、フイルムカメラを使ってみたいという方 に私の使用していた機材などについてお話します。

銀塩撮影は、次のような状況です。

★ 一眼レフカメラを手に入れるには
新品のカメラを買われる方には、ケンコーで天体撮影用の一眼レフが発売されているようです。 ビクセンで以前販売してい た天体専用のカメラが中古で売りにでることがあります。
カメラメーカーの古いマニュアル式の一眼レフカメラも使用できますがファインダー面が暗いのが難点です。
天体専用カメラの透過式スクリーンは、少し暗い星まで確認することができるためピント合わせなどに便利です。

★ 赤の発色のいいネガフイルムがだんだん手に入りにくくなっています
天体撮影は、ISO400〜800のカラーフイルムで撮影しました。特に、M42などの散光星雲は、赤の発色のいいフィ ルムが必要ですがそうしたネガフィルムは現在発売中止になっています。ポジフィルムでは、赤の発色の良いフイルムがいく つか販売されていますが、現像・プリントが少し割高になります。

★ いろいろお願いできる写真屋さんが近くにあること
ネガは、明るさや色合いなど希望にそって調整をお願いすることができます。気軽にお願いできるお店があれば助かります。

★ フイルムスキャナがあれば便利です
ネガフイルムはプリント時に色合いの調整をお願いしていました。その後、ポジフイルムにトライしましたが、そうしたこと ができにくいポジフィルムは、スキャナを購入し補正処理をすることにしました。

● カメラについて一言

★ 天体撮影用カメラに必要な条件

@ 長時間露光(バルブ撮影)ができること
A ファインダーで被写体が確認しやすいこと
B レンズ交換ができるカメラであること

私は、撮影は、古いペンタックスSPで始めました。しばらく月の撮影に使用していました。
次に、散開星団や散光星雲にチャレンジしたい思い、いろいろ調べ中古のビクセンVX−1を購入しました。

このカメラは、ファインダー面が透過式スクリーンになっており撮影に大変重宝しました。
星の導入、月などのピント合わせには、透過式スクリーンが威力を発揮します。


こうしたカメラがもう一台欲しいと、後継機種のVX−2を購入しましたが、不注意にも内部に入ったごみを取り除こうとし て絞り機能を壊してしまいました。
カメラ屋さんに相談すると、マニュアル式のカメラは、今では希少価値があるため修理をすすめられました。
見積もりがかなり高額だったためしばらく踏ん切りがつきませんでしたが、その後、運よくネット通販で中古品をみつけ再 購入を決断した次第です。
予算的にも安く上がり大変助かりました。中古品はかなり安い価格で取引されています。


(参考)私が知る限りの情報です。

● 現在発売中の天体向きカメラ

メカニカルシャッター機 ケンコーフィルム一眼レフカメラ KFシリーズ

● 中古で手に入る天体用カメラ

ビクセンVX−1,VX−2

次回は、使用フイルムなどについて報告します。


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