このフィルターは、使用者も多く、高い評価を受けています。
一般的な一眼デジタルカメラ(未改造)で、LPS−P2フイルターを使ってみました。
● 撮影場所から、北の空は光害の影響を受けやすく撮影の必需品です
一眼デジタル(未改造)の撮影で、LPS−P2フイルターを使用してみました。
このフィルターは、光害の原因となる領域をカットし、天体撮影に必要なHα、Hβ、OVなどを透過するとともに、
多くの色情報を保持するよう設計されています。
赤外域を大きくカットしている通常の一眼デジカメは、赤い星雲の写りは良くありませんが、
系外銀河や星団などの撮影にこのフィルターを使用すると光害除去効果とともに
カラーバランスが良好に保たれるようです。
● M51子持ち銀河を撮影しました
このフイルターを使いM51を写してみました。
持っているフィルター52mmサイズは、BORG60EDや76EDなどで使用することができます。
撮影に使っているEOS40Dは、ライブビュー機能があります。
ピントマスクを使ってピントを合わせてみました。
ピントマスクを使ったライブビューでのピント合わせはほんとうに楽です。
特に嬉しいのは、このLPS−P2フィルターでは、ライブビュー画面で星像(回折像)が暗くならないことです。
短時間でピントを合わすことができました。
(撮影状況)
BORG76ED (F6.5)
EOS40D LPS−P2フィルター ISO800
露出300秒 2フレームコンポジット
GP2赤道儀 GA−4補助ガイド フォトショップエレメンツで画像処理
平成22年3月16日 23:16〜 綾川町
● 撮影を振り返って見ました
先日、BORG60ED(F4.9)に改造デジカメで撮ったM51のほうがはっきり
写っているように感じます。
天候のせいか、改造デジカメのほうが良く撮れるのか、いろいろ思いを巡らしています。
F値が暗い分影響が出たのかもしれません。
いろいろ勉強することでいっぱいです。
このフィルターは、使い始めて間がありません。
できれば撮影状況をもう少し報告できればと思います。続きます。