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撮影にかかわるお話です/
第3回 入門はデジタルそれとも銀塩

● これからは、デジタルカメラの時代といえるでしょう。

私は、銀塩カメラ(フイルム)で撮影の勉強を始めました。
それには、いろいろな理由がありました。

デジタルカメラは高額で予算的にもすぐ手に入る状況ではありませんでした。
そのとき、古いペンタックスSP(一眼レフカメラ)を持っていました。
学生時代から五藤光学の8cmアクロマート(F15)を持っており、Tリングを買って月の撮影にトライする ことができました。


★ しかしだんだん銀塩撮影が厳しい状況になっています。

● 星雲などの撮影に必要なフィルムが手に入りにくい。
● 望遠鏡やレデューサなどでデジタル対応のものが増えている。
● 撮影用のカメラもだんだん手に入りにくく機種が限られる。

当時は、私自身天体撮影の勉強は最初は銀塩からと信じていました。

★ デジタルカメラは次のメリットがあります。

● 現像・プリントが家で気軽にできる。費用が安い。
● その日のうちに結果が見られる。画像処理もすぐにできる。
● なんといっても露出時間が短い。

デジタルカメラも安く手に入るようになりました。
デジタルカメラにはノイズの問題がありますが、発生しにくい機種の発売など対策がいろいろとられています。
冬の散開星団の撮影は、3分ほどの露出で撮影しましたが、ほとんどノイズの影響を受けずにすみました。
なによりも良く写ります。
デジタルの時代といえます。

ただ、天体撮影の解説の図書は、デジタルに特化したものが見当たりません。フイルムカメラの解説書がほとんどです。
露出時間や星を点に写すメカニズムの説明にはフイルムの特性から入る必要があるのかもしれません。

これらの図書には、天体撮影に必要な知識や基本がしっかり書かれています。はじめるにあたっては、是非一読されては いかがでしょうか。
また、ネット上にもいろいろな方がデジタル撮影や画像処理について解説されています。大変助かります。
私もいろいろ入門書を読みあさりました。撮影の基本を勉強するのに参考になる図書を紹介します。

● 新訂天体写真マニュアル 地人書館発行
● 最新藤井旭の天体写真教室 誠文堂新光社発行 
● 天体写真の写し方 天文ガイド編 誠文堂新光社発行 
● プロセスでわかるはじめての天体写真 誠文堂新光社発行 


参考にしてください。
銀塩カメラの良さもありますので、次回はフイルムカメラによる撮影のよもやま話をいたします。


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