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撮影にかかわるお話です/
第24回 気軽に月撮影(7) シーイングを見極める

シーイングを見極める なかなか難しいものです

シーイングとは、大気の状態が良く月の細かいところまで見える状態のことをいいます。

天体写真を撮っていれば、夏の天の川がきれいに見えたり、冬に透明感あるオリオン座が見えるなど、空が澄み 切ったように感じるときがあります。
しかし、大気が揺れているときはシーイングがいいとはいえません。

星がキラキラ見えるととても綺麗ですが、大気の揺らぎで輝いて見えています。


撮影 8月13日 自宅屋上

一般的に、夏は透明度が悪いがシーイングが良い。
冬は透明度は良いがシーイングが悪いといわれています。

以前、雲の多い日、雲の切れ間に撮影したことがあります。
雲が流れるような状況で撮影にどうかと思いましたが、結果はきれいな月が撮れました。
シーイングの見極めは難しく、あまり自信がありません。
望遠鏡をのぞき月面が揺らぎもなくきれいに見えているときに撮影するようにしています。

トミーテックの中川さんが経験と専門的な知識でシーイングについて述べられているので紹介します。

一般的には、「秋冬は悪く、春夏が良い」「高度が高いと良く、低いと悪い」「夕方は悪く、朝方は良い」という関係にあります。
シーイングとも絡んできますが、高度が低いと月の色も濁ってきますので、月面らしい色を再現するためにも、高度は重要です。 ただ、月齢によってはそういかないことも多いので、高度が稼ぎやすい時期を選ぶことも大切です。


次回は。月シリーズ最終回として「月に始まり、月に終わる」について考えてみたいと思います。


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