1 EF75-300mmを使用しています
一般的に、望遠・ズームレンズでの撮影では、周辺減光、青ハロ、色収差、周辺像のゆがみ
などが発生することがあるといわれています。
このためEDレンズ、蛍石レンズ、UDレンズ、非球面レンズを使用し色収差や、周辺像のゆがみを除去したレンズが
発売されていますが高価なもでまだまだ誰でも持てるという物ではありません。
また、撮影においてもできるだけ周辺減光や青ハロなどを防ぐために、露出は開放値より1から2目盛り絞ったほうがいい結
果が出るといわれています。
以前、EF28-80mmズームレンズでシリウスの周辺を、F5.6・露出10分で撮影したことがありますが、この時は、青ハ
ロが強く出てしまいました。
レンズの特性があるのかもしれませんが、露出時間が長いのと、わし星雲を浮かび上がらそうと強い画像処理をしたことが原
因のようです。
愛用しているEF75-300mm 1.4ー5.6ズームレンズは、低分散な
どの特殊なレンズは使用していない一般的なレンズです。
散開星団の撮影には、通常、露出3分・F5.6で撮影しますが綺麗な写真が撮れています。
完璧とは言えませんがまずまずの結果を得られます。十分使用できるものです。
2 散開星団M46・M47を撮影しました
撮影条件
キャノンキスデジタルN 21年3月15日 21:00
露出180秒 F5.6 ISO400 200mmで撮影
GP2赤道儀ノータッチガイド
画像の状況です。参考になればと思います。
・周辺減光
見る限り周辺減光は出てないようです。
・周辺像の状況
画面ではきれいです。強拡大をすると少し乱れが感じられます。
・色収差
少し青みが感じられる程度です。強拡大すると少し色収差があります。
・画像処理
RAW現像時は、ホワイトバランスと露光量を少し調整しただけで、その他は、自動設定で行いました。その後の処理は
していません。