MENU/ home/ introduction/ photo/ system/ topics
system 特集/

気軽に撮影・機材/
お気軽撮影の機材

撮影機材のセッティング方法は2種類あります。

★天体望遠鏡に雲台でカメラを取り付ける方法

モータードライブ付き赤道儀に天体望遠鏡をセットします。
望遠鏡の鏡筒バンドにカメラ雲台を取り付けます。
雲台にカメラを取り付けます。

ケンコーSE102 キスデジタルN EF75−300mmズームレンズ GP2赤道儀

●SE102といった望遠鏡にTリングで直接カメラを取り付け撮影することもできます。
焦点距離が長いので、ノータッチガイドではカメラの感度を上げて、露出時間を短くするといい結果がでます。

★ガイド用プレートにカメラとファインダーを取り付ける方法

赤道儀に、ガイド用のマルチプレートをセットします。
プレートにカメラとファインダーを取り付けます。
BORG50を正立ファインダーとして利用しています。

ビクセンマルチプレート プレートホルダー アタッチメントプレート 雲台 微動ガイドマウント  BORG50(正立ファインダー)

●私はこのシステムで撮影をします。望遠レンズに換えてBORG60EDといった鏡筒 で撮影することができます。

赤道儀ノータッチガイドについて
★ビクセンGP2といった入門用赤道儀では、焦点距離200mm望遠レンズで5分のガイ ドが可能です。赤道儀まかせで星が点に写ってくれます。

300mm程度のレンズでは、丁寧に赤道儀の極軸合わせをしなければなりません。
500mm天体望遠鏡のノータッチガイドでは星が点に写る確率がかなり低くなり、ガイド鏡による補助ガイドが必要になり ます。

200mm程度の望遠レンズは、安心して赤道儀まかせでガイド撮影ができます。

よい写真を撮るには
★ピント合わせ

撮影で一番大切なことは、ピントをよく合わせることです。
ピント合わせの方法はいろいろあります。 結構大変です。

最初は、マグニファイヤーかマルチモノキュラーを使用するのが楽でよい結果を得られます。
1等星をファインダーに入れて、マグニファイヤーなどで拡大してピントを合わせます。
星が一番小さな点になってきらりと輝くとピント合わせが終了です。

よりいい結果を求めるためには、よりシビアーなピント合わせが必要です。
ライブビュー機能のデジタルカメラをお持ちの方は、画面を拡大し、ずーと遠くの景色でピントを合わせたり、 ピントマスクを利用するのが簡単で確実です。

★赤道儀のセッティング

赤道儀のセッティングがうまくいかないとよい写真が撮れません。
まず、赤道儀の水準器が水平を示すよう三脚を調整します。
極軸が北に向くよう、極軸望遠鏡を慎重に調整します。

鏡筒やカメラをセットし、赤経や赤緯のバランスをとります。

★露出時間

例えば、カメラの設定をISO400,レンズのF値を5.6と設定すると
散開星団は、3分の露出時間が必要です。
M42オリオン星雲・M8干潟星雲など比較的明るい散光星雲は、5分の露出時間となります。
また、カメラの設定をISO800にするかもう少し明るいレンズを使うと、バラ星雲といった少し淡い星雲を捉えることがで きます。

このホームページに掲載してあるM42などの赤い散光星雲の撮影は、赤の発色がよくなる改造デジタルカメラを使っていま す。

その他

カメラのシャッターはリモートコントローラを使いますが、シャッターぶれを防ぐためには、黒紙を使った筒先開閉が必要です。

冬から春にかけては、夜露対策が必要です。桐灰カイロが便利です。

私は、星団などの導入に、BORG50(焦点距離250mm)に正立プリズムを付け、ファインダーとして使用しています。
通常のファインダーのように像が反転しないため、撮影対象の導入が非常に簡単になりました。
アイピースを変えることで、倍率の変換もでき重宝しています。撮影の大きな味方といえます。


inserted by FC2 system