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  • 第8回 「QHY5L−Uでガイディング」 ガイドエラーの修正 


    先日、撮影テストした画像を販売元のTOMITAさんに見てもらいました。

    このときの画像は、ピクセル等倍にすると星像が少し縦長になっています。

    でも拡大する前の画像は大変きれいです。

    QHY5L−Uの使用は初めてで、どの程度で満足したらいいのか、また、原因などもわからず、思い切って 両方の画像を送りアドバイスを受けることとしました。



    今回の撮影は、ビクセンGP2赤道儀を使用しました。

    入門用といわれていますが、ノータッチガイド撮影などで活躍しています。


    返事をいただきました。

    GP2赤道儀からするとまずまずの結果では。

    赤道儀の動作からして、赤緯側のギアの遊びとモーターのバックラッシュがどうしてもぬぐえません。

    極軸をうまく合わせているのであれば、赤経だけでガイドしてみるのもいいかもしれません。

    その他、丁寧なアドバイスをいただきました。

    参考になります。本当にありがとうございました。


    ※ バックラッシュとは、信号が送られてから、実際に赤道儀が動くまでのタイムラグのことです。

    いつも回転してギアがかみ合っている赤経軸は問題ありませんが、赤緯軸によく生じます。

     

    論点をまとめてみました。


    昨年の天文ガイド9月号に、PHDガイディングのパラメーターの意味について詳しく書かれています。参考になります。

    バックナンバーを買おうとしましたが、アイソン彗星が特集されていたためか品薄状況です。

    ようやく中古品を見つけ注文しました。


    また、今回、ネット上でもいろいろな方の書き込みがあり大変勉強になります。


    説明のために、天文ガイド9月号の図の一部を引用しました。



    いろいろまとめてみると、赤経、赤緯について注目するポイントが2点ありました。


    ○ 赤経方向について


    前回も説明したように、皆さんが、赤経のガイドについては、「RA Aggressiveness」の数値を 調整するといいと説明されています。


    ○ 赤緯方向について


    ところが赤緯方向については、このソフトは同様の調整機能を備えていません。

    これには意味があるようです。


    その代り、「Dec guide mode」を使用するといいようです。

    通常Auto(南北どちらも修正する)になっていますが、モーターのバックラッシュなどの影響が顕著な時は、 アドバイスにあるようにOff(赤緯を修正しない)かNorth・South(南北どちらかの方向だけ修正する)を 選択するといい結果が出ています。


    今回いろいろ分かりました。 さっそく試してみたいと思っています。

    最近、天候に恵まれません。

    綺麗な星空になるのが待ち遠しいですね。


    どのような結果がでるのか、テストできれば後日報告します。

     

     QHY5L−Uオートガイド特集 掲載一覧


        2014 3.5  第9回 最終テストとなりました


        2014 3.1  第8回 ガイドエラーの修正


        2014 2.26  第7回 ちょとミスしました


        2014 2.22  第6回 M42を実践撮影


        2014 2.20  第5回 いよいよ撮影テストです


        2014 2.17  第4回 赤道儀をコントロール


        2014 2.15  第3回 木星の衛星が見えます


        2014 2.13  第2回 準備にとりかかりました


        2014 2.11  第1回 QHY−5Uが届きました

     

     

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